クラシック・フル

      七本鎗(しちほんやり) 無農薬純米 「無有(むう)」

      「農薬を無くす事により、農家と酒蔵双方の想いの有る、新たな価値有るモノが生まれた」との気持ちから「無有(むう)」と命名された超限定酒。篤農家・家倉敬和氏の手によって無農薬で育てられた玉栄(たまさかえ)を60%まで磨き、1年半の熟成を経てリッチで香ばしいナッツの様な香りと丸みを帯びた艶やかなボディを表現しました。雑草との闘い、自然との共存を経て栽培された酒米の芯の強さを感じさせてくれます。

        七本鎗 純米 80%精米

        地元契約農家が育てた玉栄(たまさかえ)をわずか20%のみ磨いた低精白純米酒です。ごつごつとした野趣あふれる骨格と肉付きの良い分厚い旨みがどっしり構え、キレのある酸が後味を一刀両断します。米の持つ旨味をこれほど見事に引き出した酒はなかなかありません。「五臓六腑に染み渡る」とは正にこのこと。

        大治郎 山廃純米

        日本酒本来の味わいを表現することを信条としている「大治郎」。 なかでも山廃造り(自然界の微生物が入りやすい環境を酒の元となる液体中に作り、その厳しい生存競争を生き抜いた酵母だけで発酵させるという伝統的な製法)によって醸されたこの酒は、太めの骨格と厚みのある凝縮された旨味が心地良い。適度な熟成感も伴って飲みごたえ抜群のヘヴィー級です。冷やさずに常温、燗酒がおすすめ。

            群馬泉 山廃純米 舞風

            群馬県の新しい酒米「舞風」と、「群馬2号」という地元酵母を使用した「オール群馬」の限定酒。昔ながらの山廃造り(自然界の微生物が入りやすい環境を酒の中に作り、その厳しい生存競争を生き抜いた酵母だけで発酵させるという伝統的な製法)によって醸されたその味わいは、熟れた苺のような香りが鼻孔をくすぐりつつも口に入れた瞬間に広がる力強い旨みとアクセントの効いた酸が個性的。決して重たくない洗練された爽やかな深みについつい盃が進みます。

            竹雀 山廃純米 無濾過生原酒

            山廃にこだわる竹雀の「顔」ともいうべき代表作。当初のヘヴィーな印象と比べ、圧倒的に切れが増し、洗練されたドライな仕上がりに。独特の香ばしい香りと初々しいフレッシュ感が折り重なって爽快なアタックを生み出し、ボディは線のはっきりとした力強い旨みがありつつも、エッジの効いた酸で切れ上がります。「ドライな竹雀」という新境地を切り開いた1本。

            七田 純米 山田穂 七割五分磨き 無濾過生原酒

            七田ブランドの代名詞とも言える75%精米。山田錦、山田穂、雄町、愛山による四部作の一角を担う季節限定の生酒です。山田錦の母親にあたる酒米「山田穂」は、その力強さと野趣あふれるごつごつとしたテイストが特長的で、山田穂の収穫が納得のいくものであったときに醸される限定品。濃醇でヘヴィーなフルボディタイプ。

                竹雀(たけすずめ) 山廃純米 雄町 火入れ

                26BY(醸造年度)に搾った酒を火入れ後、約1年間熟成。落ち着いた丸みを感じさせながらも、この年から導入した乾燥蒸気で米を蒸す機械によってもたらされたキレの良さが1年たっても健在。干しブドウの様な枯れた香ばしい香りと、雄町らしい膨らむ旨みに寄り添う張りのある酸と芯の通った骨格が特長です。